【社長ブログ】先の見えない時代だからこそ、身につけたい力とは

2021-04-06

キャリアコンサルタントの浦井啓子です。

「先の見えない時代」と言われて久しいです。

多くの人が先行き不安を抱え、失敗のない選択をすることで

自分自身のキャリアを積み重ねていきたいと思っています。

しかし、失敗のない選択とは、一体なんでしょうか?

人生を無駄にしたくない。

良いキャリアを積みたい。

そんな声もよく伺います。

しかし、そもそも「良いキャリア」というものは最初から存在しません。

キャリアとは経験の積み重ね、という意味だからです。

経験そのものに良い悪いは、ありません。

それらの経験を「良いと思っている」のか、「悪いと思っている」のか、は

その人の持つ価値観を反映したものでしかないからです。

仮に、全く同じ経験を持つ人が二人いたとします。

しかし、その二人がその経験を良いものとするのか、悪いものとするのかは

本人の主体的解釈でしかありません。

その主体的な解釈が、自身のキャリアを考えるベースとなっています。



「キャリア」について考えることに、早すぎるということはありません。

自分自身を大切にすることに、早すぎるということがないのと同じです。

キャリアを考えることは、自分を大切にすることです。

例えば、
子ども時代、部活動と勉強の両立に悩んだり、友達関係で悩んだり、

進路のことをどうやって考えたらいいか分からなかった人はたくさんいると思います。

そういった成長の過程で起きる様々な悩みや戸惑いは、誰しもが少なからず持っていたものだと思います。

しかし、悩んだ時に相談できる人がいたり、根本的な問題を解決できた人というのは

ほとんどいないのではないでしょうか?

多くの人は、なんとなく人から言われたことで解決したような気がしたり、

時間が経過することで、深く悩んでいるところから抜け出せたような「気」になっているだけ、

ではないでしょうか?

それは、ともすれば解決した気になっている、という状態でしかなく

(=根本解決には至らず)、結果的に同じような悩みの状態を

繰り返すことが多いと思います。

なぜ、真の解決に至らないのでしょうか?

・・・それは、

真の問題解決というのは、

自分自身と対話することでしか解決することができないからです。

そして、自分自身との対話というものは、一人で行うことは非常に難しいものなのです。

「自分のことは自分が一番わかっている」

しばしば、このような言葉をきくことがありますが、本当にそうでしょうか?

私は、自分のことは自分が一番分からないと思います。

それは、自分の姿を自分の目で見ることができないのと同じです。

ヒトは、自分の姿をみようと思えば、鏡のような何かに自分の姿を映し、

そこに映る自分を間接的に見ることでしか姿をとらえることができません。

では、目に見えない部分はどうやって見えるようにしますか?

目には見えない「心」や「考え方」、「感じ方」を知るためには対話が必要です。

自分自身との深い対話をするために、私たちのような聴き手が必要になるのです。

キャリアに深く悩むのは、これまでに、自分の生き方と丁寧に向き合ってこれなかったからです。

自分自身を大切にすることは、いくつからでもできます。

そして何歳からでも始められます。

先のわからない時代に、私たちが手に入れる必要のある力は、

自分の外側にあるスキルではなく、内面と深くつながる力だと思っています。

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