「聴く」ために必要なこと
2013-12-31
「人づくり・学び舎」代表のライフ・キャリアカウンセラーの浦井啓子です。
私の仕事は、人の話を「聴く」ことです。
相手が経営者の方でも、社員さんでも、
大人でも、子どもでも
やっていることは基本的に同じです。
相手の心の中にある「想い」を
そっと、受け止めること。
お話してくださる方は
日々何を考え、行動しているかをお聴きしながら、
その中にはどんな想い隠れているのかについて
受け止めていきます。
私自身は、もともと「聴く」ことが得意だったわけではありません。
心理学を学び、カウンセリングの手法を学び、
後天的に身に付けたテクニックによって「聴く」ことができるようになりました。
自分さえできるようになったのだから、誰だって
知識を得て、練習すればできるようになると思っていました。
しかし先日、ある方に
「練習さえすれば誰でもができるようになるわけでもない。
なぜなら、聴く側の根底に自己肯定感がない人が、
相手の言葉や気持ちをそのまま受け止めることは、
とても難しいのだと。」と言われました
テクニックだけでは難しい。
確かにおっしゃる通りだと思います。
しかし、誰もがカウンセラーになる必要はありません。
「目の前の相手の方をそのまま受け止めよう」
と思う気持ちだけは、意識さえすれば、
もつことができるようになるのではないか。
そして、その想いは必ずや相手にも伝わるのだと信じています。
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